こんにちは、ソムリエのみじんです。
今回は美味しいおすすめオレンジワイン5選を紹介します。
「オレンジワインって何?」という方も多いかもしれません。いえいえ、みかんで造られたワインではありません。
簡単にいうと「白ブドウで赤ワインのように造ったワイン」です。難しい話は省きますが、そうやって造ることでワインがオレンジ色に出来上がるため、オレンジワインと呼ばれています。
白ワインのような爽やかさの中に、独特の渋みや旨味。オレンジワインは唯一無二の存在です。
実は日本で造られているものもたくさんあり、和食にもぴったりなのです。
オレンジワインは色んなところで造られているので、今回は様々な国から一つずつおすすめを紹介していきます。
1、ジョージアン・サン ルカツィテリ ムツヴァネ(ジョージア)
ワインの発祥地ジョージアからのオレンジワイン。「ジョージアン・サン」という名前の通り、ラベル中央には”太陽”を表すジョージアの古代文字が描かれています。
ジョージアでのワイン造りは伝統的に素焼きの壺が使われていたのですが、こちらのワイナリーは伝統とモダンを組み合わせ、ワイン造りは壺、熟成はステンレスタンクという使い分けをしているため、現代の人々にも合うクリーンな味わいを生み出しています。
ブドウ品種はジョージア固有のルカツィテリとムツヴァネのブレンド。爽やかな酸味と華やかなアロマ、紅茶のような味わいが特徴です。
2、ジョルジュ・デュブッフ オレンジ・ヌーヴォー(フランス)
ジョルジュ・デュブッフはボジョレー・ヌーヴォーの有名な生産者なのですが、実はオレンジワインのヌーヴォーも造っています。「ヌーヴォー」とは新酒のこと。毎年収穫したブドウをすぐに醸造してリリースしています。
ブドウ品種はグルナッシュ・ブラン。新酒ならではのフレッシュな酸味と、鮮やかなラベルが表すような柑橘系や華やかな香り、スパイシーな複雑味がとても魅力的です。
3、ボデガス・アルベロ アラヤ(スペイン)
スペインのお手頃オレンジワインです。有機栽培を徹底したオーガニックワインでもあります。
初挑戦するならコレとも言えるほど、クセが少なく軽やかで価格もカジュアルなおすすめの一本。
ジューシーなアプリコットや酸味のあるグレープフルーツのような香り、さっぱりとみずみずしく渋みも少ないので、比較的飲みやすいタイプのオレンジワインです。
4、イズ・ディス・イット フィジー(ハンガリー)
少し珍しいハンガリーのオレンジワインです。ラベルにはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の絵を今風にしたようなユニークな絵が描かれています。
フィジーとは微発泡のことで、スパークリングまではいかない軽くしゅわしゅわしたもの。
シャルドネやソーヴィニヨン・ブランにハンガリー固有のブドウをいくつかブレンドし、独特な味わいを生み出しています。爽やかでフローラルな香り、後に残るほろ苦さを優しい泡が流し込んでくれます。
5、マンズワイン 甲州醸し オレンジワイン 新酒(日本)

マンズワインは山梨県の大手ワイナリーで、こちらのオレンジワインは新酒で毎年リリースされています。ブドウ品種は甲州で、日本のオレンジワインによく使われます。
白ワインとしての甲州は軽くてサラサラとしたものが多いですが、オレンジワインにすると味わい深く渋みと旨味が増し、和食の中でも醤油などで濃く味付けをしたものでも料理負けしない味わいとなります。繊細な和食を邪魔しないけど飲みごたえのある、素晴らしい食中酒です。
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以上、おすすめのオレンジワインでした。
オレンジワインにも様々な個性があるので、みんなで飲み比べて見るのも楽しそうですね。
やっぱりオレンジワインは独特の旨味が特徴。ぜひ和食とのマリアージュを楽しんでみましょう!