こんにちは、ソムリエのみじんです。
今回は、おすすめのニュージーランドワインを紹介します。
大自然に恵まれた素晴らしいワインが生み出されており、特にニュージーランドで造られる白ブドウのソーヴィニヨン・ブランは世界的にも大人気となっています。
ニュージーランドワインの人気の理由を挙げるとすれば、まず赤も白も軽やかなものが多いので誰にでも友好的なところ。もう一つはコルクではなくスクリューキャップを使用しているところ。この二つの理由から、いつでも気軽に誰とでも飲めるのが魅力なのです。
実はニュージランドでワイン造りを行っている日本人の醸造家も多く、和食にも合わせやすいと日本でも人気。コスパが良くて美味しいものがたくさんあるイメージなので、ソムリエの中でも家飲みワインとして人気です。
白ワインなら・・・
1、シレーニ・エステート セラー・セレクション ソーヴィニヨン・ブラン
「シレーニ・エステート」は日本で一番売れているニュージーランドワインとされていて、世界中でも大人気のワイナリーです。
様々な品種を造っていますが、その中でもこちらのセラー・セレクションのソーヴィニヨン・ブランは安価であるにもかかわらず、他国とは違うニュージーランドらしさと美味しさを完全に実現したコスパの素晴らしい一本。
フレッシュな柑橘系のような酸があり、暑い日にゴクゴク飲めるスッキリ辛口タイプです。また、サラダやカルパッチョなどの前菜や、唐揚げや焼き魚にレモンをかけるようなお料理にもぴったりです。
2、ブランコット・エステート クラシック ソーヴィニヨン・ブラン
ブランコット・エステートは、ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランの最大産地であるマールボロのパイオニアともいえる生産者。これを飲めばニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランがどういうものかというのが分かると言っていいくらい、高コスパでその土地の味を表しています。
様々な受賞歴があり世界でも愛されるワインなのに、とてもリーズナブルで親しみやすいです。
シャープな酸味にハーブやライムのような清々しさ、グレープフルーツのような凝縮した果実味が感じられるさっぱりとした辛口タイプ。
3、カ・タヒ シャルドネ
「カ・タヒ」はマオリ語で「The one」という意味を持つワイナリー。ニュージーランドの東側ホークスベイにある比較的新しいワイナリーです。
ニュージーランドの白ワインとしてはソーヴィニヨン・ブランの影に隠れているシャルドネですが、実はとても高品質なものも生産されています。
スッキリとしたソーヴィニヨン・ブランと違い、樽で熟成をさせコクと旨味を持ち合わせ、かつ重すぎずフレッシュ感も感じられるバランスの良い辛口タイプです。
赤ワインなら・・・
4、オールド・コーチ・ロード ピノ・ノワール
ニュージーランドの南島にあるネルソンという町で造られた赤ワインです。
ネルソンは今ではワイン産地として知られていますが、まだ全くワイナリーがなかった頃この地に目をつけて、ワイン産地として確立させたのがこのワインを造っているサイフリード・エステートのヘルマン・サイフリード氏だったといいます。
ピノ・ノワールらしい美しい透き通ったルビー色のワインは、チェリーやベリー系の甘やかな香りにフレッシュな酸味があり、渋みが少なくさっぱりと飲みやすいタイプです。
5、ヴィラマリア プライベート・ビン

「ヴィラマリア」はニュージーランドワインのリーダー的存在で、様々なワインコンペで受賞をしている人気のワインです。ニュージーランド航空での機内ワインとしても採用されており世界中で人気。
ワイナリーは国内に3箇所あり、オークランドにあるワイナリーを訪ねたことがありますが、日本とは別世界の広くて美しいワイナリーでした。こちらはそのうちのマールボロにあるワイナリーで造られたピノ・ノワール。
ベリー系のフレッシュな酸味が口いっぱいに広がり微かにシナモンなどのスパイスを感じる、フルーティーでスッキリとした軽やかな赤ワインです。
6、ハカ メルロー
ニュージーランドの民族舞踊であるハカの名前が付いたワイン。パワフルな踊りであるハカをラベルにも可愛く描き、「飲む人全てに元気になってもらいたい」と言う生産者の願いがこもっています。
こちらのブドウ品種はメルロー。渋みはそこまで強くなく柔らかな舌触りで、プラムやダークチェリーのようなよく熟した果実の味わいがしっかりと感じられます。
軽すぎず重すぎずバランスの良いタイプで、飲み疲れせず料理にも合わせやすい高コスパワインです。
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以上、おすすめの家飲みニュージーランドワインでした。
世界に比べるとワイン産地としての歴史は浅いですが、どんどん知名度が上がり高品質のニュージーランドワインが生まれています。
値段が上がる前に買い置きしておくのもいいかもしれません。